全国の久世福商店・サンクゼール店舗(一部店舗を除く)にて、11月18日(土)から12月1日(金)までの2週間、奈良の木や奈良の農産物等を使った商品の特設コーナーを設け『奈良フェア』を開催し販売

奈良県は、株式会社サンクゼールと、両者の取組の目指す方向が一致することから、奈良県産材及び農産物等の利用の拡大を図っていくことを目的に、本年9月28日(木)、地方自治体として初めて連携(パートナーシップ)協定を締結しました。サンクゼール社は、「St.Cousair(サンクゼール)、「久世福商店」のブランドで全国に120店舗以上の店舗展開をしている食品製造小売企業です。
全国の久世福商店・サンクゼール店舗(一部店舗を除く)にて、奈良の木や奈良の農産物等を使った商品を販売する特設コーナーを設けるのは今回が初めてとなります。
奈良フェアは、久世福商店・イオンモール橿原店、サンクゼール・久世福商店 イオンモール大和郡山、 久世福商店・イオンモール四條畷店など、全国の久世福商店・サンクゼール(一部店舗を除く)で開催!
■荒井正吾奈良県知事 サンクゼール社との協定締結に関するコメント
協定締結を大変喜ばしく思います。これから県内の事業者は良いものを造ることに邁進し、奈良県として今まで不足していた販売力や購買意欲を誘う商品の開発をサンクゼール様に補ってもらい、奈良県から山・地の恵みを心を込めて消費者に届けることができることにわくわくしています。
■株式会社サンクゼール 代表取締役社長 久世良三氏コメント
奈良県は日本の歴史そのものではありますが、昔のものをそのまま商品として販売しても今の消費者にはあいません。消費者の心を把握して売れるものを造らなければなりません。吉野杉は100本植えても99本間伐をおこなって1本残して大切に育てられている本物の素材です。その樹を育てる苦労や技術力などのストーリーと共に、〝本物を求めている消費者〟へ届けていきたいと思っています。
【奈良の木のこと】
■人の手を介すからこそ“地球の自然を守り”、“質の高い木材”を供給可能とした唯一無二の地
奈良の木は、その質の高さから、専門家のみならず一般の愛好家も多く、神社仏閣から高級日本料理店、一般家屋まで様々な建築物に利用されています。
奈良の木の特徴は、年輪幅が細かく密であり均一、まっすぐ成長するため木目が直線で美しく、節が少ない、色合いが美しい、などありますが、これらは奈良の気候・土壌などの恵まれた自然環境に加え、植林の際に木と木の間隔を詰め密に植え、何度も間引くことで密度を調整し、枝も落としていく、という工程を1本の木に対し何十から何百年の単位で人の手を介しおこなわれることで実現しています。今植えた木は、何世代もの職人が受け継ぎ世へ提供されるほど手間と時間がかかっています。
■科学的検証データにもとづき「奈良の木のもつ健康効果」が判明
奈良県では、「木の家に住み、木の道具を使い生活し、木に触れていることで健康効果がある」ということを、科学的に証明いたしました。奈良県で生育したスギ・ヒノキと他県産のスギ・ヒノキを比較し、試験を行った結果、奈良の木は、「大腸菌の増殖抑制」「カビの生育抑制」「ダニの忌避」「ウイルスの不活化」「紫外線の軽減」効果があることが証明されました。