
第288回授業は特別授業として、映画監督・河瀨直美さんを講師に迎え開催。
河瀨直美さんは奈良市出身であり、現在も奈良を拠点に活躍している映画監督。平成9年には、作品「萌の朱雀」にて第50回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を史上最年少で受賞し、鮮烈なデビューを果たした。その後、カンヌ国際映画祭審査員特別大賞グランプリ受賞し、平成25年・28年にはカンヌ国際映画祭の部門審査委員長を務めるなど、現在では世界的に認められた監督である。
河瀨さんは、「私に必要なものは、すべて奈良にある」「私にとって、奈良は、世界の中心」「これからも、さまざまな『奈良』を撮り続け、『奈良』を盛り上げていきたい」と語る。そんな河瀨さんだからこそ、奈良に暮らし働く若い世代に「奈良」を伝えられる言葉があるのではないだろうか。
特別授業では、河瀨さんが監督・演出・監修した作品の中の奈良を題材とした魅力あふれる映像を観ながら、監督がどのような視点で奈良を見つめているのか、表現者として思う奈良などについて話を伺う。

photographed by LESLIE KEE
〈経歴〉平成9年「萌の朱雀」でデビュー。その後平成19年に作品「殯の森」で第60回カンヌ国際映画祭審査員特別大賞グランプリを受賞。平成21年にはカンヌ国際映画祭に貢献した監督に贈られる「黄金の馬車賞」を受賞するなど、数々の映画賞を受賞してきた。映画監督の他、CM演出、エッセイ執筆などジャンルにこだわらず表現活動を続け、故郷の奈良においては「なら国際映画祭」(平成30年9月20日~24日開催、2年に1度実施)をオーガナイズしながら次世代の育成にも力を入れている。
奈良ひとまち大学:特別授業
河瀨直美、愛する「奈良」を語る。~奈良から世界へ発信する映画監督~
河瀨直美、愛する「奈良」を語る。~奈良から世界へ発信する映画監督~
●開催場所/奈良市立中部公民館5階ホール(奈良市上三条町23番地の4)
●開催時間/14:00~16:00
●費用/無料
●費用/無料
●応募方法/奈良ひとまち大学webサイトにて申込
※2月27日必着 ※申込多数の場合抽選、定員300名
●問合せ/奈良ひとまち大学事務局☎0742-26-5600
●HP/http://nhmu.jp
●HP/http://nhmu.jp