奈良市北袋町にオープン!菩薩咖喱さんに一足お先に行ってきました!
「奈良をカレーの総本山にする」ってどういうこと?と格子戸をくぐると、木の温もりを感じるインテリアと満面の笑みの店主さん迎えられました。
自ら「カレーの狂信的ファン」と認める店主の吉村さんは、関西各地のカレー店を食べ歩き、菩薩咖喱の味にたどり着いたのだそう。
繊細なスパイスの調合は季節によっても変化をもたせています。
奈良は、正倉院に胡椒やクローブ、シナモンなどのスパイスが薬として収められるなど、歴史的にもスパイスと縁の深い場所。そんな奈良を、スパイスなしには語れないカレーで活性化することが吉村さんの目標です。
また同店は、1716年創業の奈良の老舗「中川政七商店」のまちづくりプロジェクト「N PARK PROJECT」の第1号店。店主の「想い」に中川政七商店の経営力やブランディング力が加わり、夢が実現しました。若い経営者を育てる老舗店の懐の深さを感じます。
このようなコラボが、奈良をどんどんおもしろくしていくのでしょう。
メニューの「ダルバートセット」(税込1,200円)は、週替わりのオリジナルスパイスカレー2種、豆のスープ(ダル)、季節の野菜のおかず(7種)がセットになっています。
「ダルバート」はネパールで毎日食べられている家庭料理。
ネパール流の食べ方も教えていただきました。
最初はカレーや豆のスープをのそれぞれの味を楽しみ、少しずつ混ぜすすめて……最後は「ぐちゃぐちゃに混ぜて食べる」のが正解なのだそう。
「日本人ということを忘れてください」と店主さん。
あ……はい。
この日のカレーは「菩薩チキン」と「香ばし海老カリー」。
それぞれももちろんおいしいのですが、野菜や豆のスープなどと混ぜれば混ぜるほど……いろいろな味や食感が混然一体となって、また違った新しい味わいに。
ちなみに、お店では30種ほどのスパイスを扱っていらっしゃるのですが、1つのカレーにたくさんのスパイスを入れすぎると、逆に味が平たんになってしまうのだとか。
意外な事実でした。
カレー好きな方にも「ネパールカレーってどんなもの?」という方にも食べていただきたいダルバートセット。
今週末は菩薩咖喱さんでスパイスと元気をチャージしてみてはいかがでしょう。
菩薩咖喱(ぼさつかりー)
- 住 所:奈良市北袋町7(近鉄奈良駅から徒歩約8分)
- 駐車場:なし(徒歩5分ほどのところに有料Pあり)
- 営業時間: 11:00~17:00(LO)
- 定休日: 水曜・木曜
- Instagram@bosatsucurry
- Twitter@bosatsucurry
記事を書いてくれたライターさんは
那波りよさん