オンライン参加も可能!奈良SDGs学び旅シンポジウム 「奈良墨の歴史と多彩な書の文化を未来へつなぐ」2/17(木)開催 |
奈良の地場産業である墨をテーマに、製墨業の現状と、墨の持つ多彩な魅力を知り、奈良墨が持続できる未来について考える |
奈良新しい学び旅推進協議会(会長 峯川郁朗、 所在地 奈良県奈良市、 事務局 ※(公社)ソーシャル・サイエンス・ラボ内)は、 2022年2月17日(木)奈良公園バスターミナル レクチャーホールにて、 奈良SDGs学び旅シンポジウム「奈良墨の歴史と多彩な書の文化を未来へつなぐ」を開催します。 |
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シンポジウム開催の背景 奈良は日本の墨作り発祥の地であり、 現在も墨の全国シェア9割以上を占めます。
墨を用いた書や水墨画は、 日本だけでなく中国・朝鮮半島を含めた東アジアに共通する素晴らしい文化です。 墨があったからこそ、 現代の私達は木簡や古事記、 万葉集などから歴史を知ることができます。
撮影:クリエイティブ・ハイブリッド 一方で、 墨を使った手書き文化の衰退に伴い、 産業としての製墨は1935年に県内生産者44軒、 年間2,265万丁あった生産量が、 2013年には10軒、 70万丁まで減退するなど課題を抱えています。 1400年以上の昔に奈良に伝わった墨作りは現在衰退の道をたどっていますが、 墨は「書」のカテゴリーのとどまらず、 様々なアートにも利用され、
新しい魅力を生み出しています。 ·
「墨」とSDGs 奈良の墨作りの歴史には、 SDGsの目標の「4.質の高い教育をみんなに」「8.働きがいも経済成長も」「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」「11.住み続けられるまちづくりを」「15.陸の豊かさを守ろう」など、 多くの視点を見出すことができます。 例えば、 墨が無ければ、 貴重な歴史を知ることはできなかったでしょう。 飛鳥時代や奈良時代に書かれた書物や経が、
今も鮮明に読み取ることができるのは、 墨を用いたからこそです。 それは文字による伝達という意味で、 質の高い教育や技術革新にも貢献してきました。
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開催の目的 本シンポジウムでは、 千年を超える歴史を持つ「奈良墨」について、 「墨作りの歴史」の視点からは、
忘れられていた伝統の技の価値を伝え、 「書の文化」の視点からは、 墨色や時代を超えて残される持続性に魅せられたアーティストによる新しい価値を見出してもらうべく、
基調対談やアーティストトークを開催します。
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シンポジウム詳細 <開催日>2022年2月17日(木) ·
プログラム 第1部(5分)オープニング・コンセプトムービー上映 【会社情報】 |