奈良市で犬猫殺処分ゼロを4年連続で達成 | ||||||||||||||
令和5年度の新規事業として、収容動物のトリミング等の費用を予算化するなど取り組みを進めている | ||||||||||||||
奈良市では「犬猫の殺処分ゼロ」を目標に掲げ、保護犬・保護猫の引取数減少や新たな飼い主への譲渡機会の拡大に向けた様々な取組を推進してきました。 令和4年度、自然死・安楽死を除いて、「殺処分ゼロ」を達成。令和元年度から4年連続での達成となりました。 これは行政のみでなく、市民や民間事業者、動物愛護団体等の方々の協力を継続して得ながら保護犬・保護猫の譲渡活用などに取り組んできた結果であり、今後も殺処分ゼロを継続して達成できるよう、取り組んでまいります。 | ||||||||||||||
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![]() 上記の表の処分のうち、譲渡数と殺処分数の経年変化をグラフにしました。 ![]() 【殺処分ゼロに至るまでの本市の取組】
![]() 2.TNR活動支援ボランティア制度(令和3年4月開始)〇TNR活動を希望するが、高齢のため捕獲した猫を病院に連れていけない、猫を捕獲するスキルがない等、活動 の実施が困難な方に対して、「TNRサポーター」が支援を行う(捕獲や病院への搬送等のサポート)。そのサポー ターに対する補助制度。 令和4年度実績 42件 210,000円 2年連続40件以上を達成 【令和5年度の取組予定】1.飼い主のいない猫の不妊去勢手術事業 継続令和5年度予算額 2,400,000円(12,000円/頭 200頭)2.TNR活動支援ボランティア制度(協力者謝礼) 継続令和5年度予算額 240,000円(5,000円/件 48件) (2)飼養の充実1.預かりボランティア制度(平成30年7月開始)○登録した預かりボランティアが保護された生後2か月未満の幼齢猫や、人馴れしていない犬猫を預かり、ミルク給餌や排泄、人馴れなどの世話を行う。○預かりボランティア登録者数 33人○預かりボランティア協力者謝礼(令和2年4月開始)令和4年度から協力者謝礼は以下のとおり。犬は、1頭につき1日200円(最大90日)猫は、1頭につき生後30日以内は1日600円、生後30日を経過した日からは1日300円(最大90日)令和4年度実績 98頭 1,290,300円○預かりボランティア医療費補助金(令和2年4月開始)ボランティアに預託期間中の医療費について、上限5,000円まで補助金を交付する。令和4年度より上限35,000円まで補助金を増額した。令和4年度実績 66頭 493,627円 2.負傷動物医療事業(令和3年4月開始)〇保健所に収容される重度の疾病や負傷を負った犬猫が、高度でより良い治療が受けられるように、動物病院での治療費用を予算化。※保健所では簡易的な治療しかできないため、市内の登録動物病院に高度な治療をお願いしている。令和4年度実績 15頭 825,475円 【令和5年度の取組予定】1.預かりボランティア制度○預かりボランティア協力者謝礼 継続※犬の預かりはごく少数なため、猫預かりの謝礼で計算令和5年度予算額 1,050,000円(600円×700日、300円×2,100日)○預かりボランティア医療費補助金 継続※約8,000円の補助がおおむねの平均値。上限利用は10頭を見込む令和5年度予算額 990,000円(8,000円/頭 80頭、35,000円/頭 10頭)2.負傷動物医療事業 増額令和4年度予算額 800,000円 → 令和5年度予算額 2,900,000円 (3)譲渡の推進1.譲渡ボランティア制度(平成27年3月開始)○登録したボランティアに保護犬・保護猫の譲渡を委託し、譲渡までの適切な飼養管理を行う。○譲渡ボランティア登録者数 11団体及び4人○譲渡ボランティア協力者謝礼(平成30年8月開始)1頭につき1日200円(最大30日)の協力者謝礼を支給。令和4年度実績 13頭 支給額 78,000円〇譲渡ボランティア医療費補助金(令和3年4月開始)譲渡ボランティアへ譲渡した犬猫の病院受診費用(健康診断を除く)を支援し、譲渡ボランティアの負担軽減を図る。令和4年度は10,000円に増額。令和4年度実績 0頭 支給額 0円 2.犬猫パートナーシップ店制度(平成30年4月開始)○認定店は、終生飼育をすることなどを購入者に誓約してもらい、マイクロチップを装着して犬や猫を販売し、本市の犬猫譲渡制度の取組みについて広報する。○認定店舗数は4店○誓約書が書かれた件数 約400件 累計 約1800件〇令和4年度は登録店舗で譲渡会を実施 51組160名来場 3.譲渡動物不妊去勢手術補助金(平成29年5月開始)○保健所から譲渡した犬猫の不妊去勢手術に対し、上限5,000円まで補助金を交付。令和4年度実績 70頭 支給額 350,000円 【令和5年度の取組予定】1.収容動物トリミングおよびトレーニング制度 新設〇収容動物トリミング事業手数料 予算額 210,000円(15,000円×2頭、10,000円×3頭×6回)〇収容動物トレーニング事業手数料 予算額 351,000円(6,500円×9回×6頭)2.譲渡ボランティア制度○譲渡ボランティア協力者謝礼 継続令和5年度予算額 300,000円(200円×30日 50頭)○譲渡ボランティア医療費補助金 継続令和5年度予算額 150,000円(10,000円/頭 15頭)3.犬猫パートナーシップ店制度 継続4.譲渡動物不妊去勢手術事業 継続令和5年度予算額 350,000円(5,000円/頭 70頭) 【ふるさと納税寄付金の活用について】犬猫の殺処分ゼロを継続していくため、令和2年6月にふるさと納税の寄附メニューとして「犬猫殺処分ZEROプロジェクト」を追加。前年度に引き続き、令和4年度も頂いた寄附金を活用し、協力していただいたボランティアの負担軽減、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用の助成及び負傷した犬猫の医療の充実を図りました。令和2年度寄附金実績 498件 1025万円。令和3年度寄附金実績 921件 1670万円。令和4年度寄附金実績1,129件 1964万円。そのうちの400万円を令和4年度事業費に充当します。
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