大学・専門家の研究成果を基に、最新の教育的アプローチで子どもの自立を目指す奈良市内初の『子ども第三の居場所』「東市まほらbo」が開所!

特定非営利法人奈良地域の学び推進機構(奈良県奈良市、理事長 上中信幸)は、日本財団の「子ども第三の居場所」事業の採択を受け、1013日(金)に家でも学校でもない子どもの新しい居場所として「東市まほらbo」を開所し、同日15時から開所式を執り行いました。

(左)集合写真 (右)テープカットの様子

()集合写真 ()テープカットの様子

奈良地域の学び推進機構は、20082月に設立以来、地域の子どもを地域で育てる教育コミュニティづくりに取り組んでいます。「どの子にも、輝く笑顔と、学ぶ喜びを!」を目標に、奈良教育大学など専門機関と連携したプログラムの運営開発や、大学の公開講座として現役の学校教員向けに研修機会を提供するなど様々な活動を行ってきました。大学生と放課後子ども教室の運営を行ってきたこともあり、「遊びは、最高の学び!」を学校と連携・実践することで豊かな放課後づくりを目指す「東市まほらbo」を開設する運びとなりました。

 

式典では、理事長の上中が「友達を大切に、皆が楽しくすごせるまほらを一緒につくりましょう」と挨拶しました。東大寺長老 筒井寛昭様よりいただいた祝辞「ほほえみ」の代読を行ったほか、東市小学校の子どもたちと学生ボランティアによるテープカットのセレモ二ーを行いました。

 

子ども第三の居場所「東市まほらbo」の名前には、素晴らしい場所という意味のまほらlaboを重ね、奈良教育大学など研究機関と連携し「最新の教育的知見を導入しながら子どもたちと一緒に居場所を作っていく」という意味が込められています。1.自立2.エコソフィー*.教育コミュティづくりの3つを軸に置き、認知科学的アプローチを基本にスウェーデンの自然環境教育カリキュラムをベースとした生活・学習の支援を実施していきます。

エコソフィーとはエコロジーとエコノミーを調和する哲学や知恵

 

今後は、常勤職員1名、非常勤2保育士有資格者、元小学校教師、学生ボランティア複数名で運営し、月曜日・金曜日(14:0019:00)、水曜日(16:0019:00 )に開所します。

東市まほらboは「自立と自由」を学ぶ場です。自分の頭で考え、自分で出来ることを増やす「まほらboキッチン」は金曜日の夕食、12月から朝食タイムもスタートします。

 

·         施設概要

施設名:子ども第三の居場所東市まほらbo

所在地:奈良県奈良市古市町2243-1 旧奈良市立東市幼稚園園舎

対象者:小学1年生~

開所日時:月・金(14:0019:00)、水(16:0019:00

     本登録「パスポート会員」は週3回の利用から

スタッフ:常勤職員1名、非常勤2保育士有資格者、元小学校教師(予定)

     学生ボランティア1020名程度

HP https://www.chiiki-manabi.net/

SNS https://www.facebook.com/chiikimanabi

·         運営主体:特定非営利活動法人奈良地域の学び推進機構

教育コミュニティづくりの運動を活性化させるために、子どもたちを対象とした体験プログラムの質の向上と、子どもに関わる多様な大人のネットワークを広げることを目的に設立された市民団体です。奈良市青少年野外活動センターとその周辺の里山を拠点にした楽しく学べる自然体験プログラムや、教育コミュニティづくりのための大人向け研修、中山間地の活性化事業などを中心に活動しています。

·         「子ども第三の居場所」とは

子ども第三の居場所 ロゴ

子ども第三の居場所 ロゴ

「子ども第三の居場所」はすべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々のおかれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。現在全国に187ヶ所設置されています。(202310月末時点)

https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place