 | | 2024年5月6日撮影 |
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春牡丹が終盤を迎える4月下旬、スラリとした立ち姿のシャクヤクが色鮮やかに咲き始め、同時に牡丹とシャクヤクの交配種であるハイブリッドシャクヤクも次々に咲き出します。 |
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ゴールデンウイークが近づくに連れ、多種多様なシャクヤクが境内を彩り、緑一面の中で輝きを増します。シンプルな一重咲き、半八重咲き、金しべ咲き、翁咲き、冠咲き、手まり咲きなど花容が変化に富んだスタイルはシャクヤクならでは。鮮明色や複合色、パステル系の色合いも印象的です。 |
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5月中旬に咲く遅咲きのシャクヤクも年々開花が早まり、全体的な見頃は4月28日~5月8日となりそうです。二上山を借景に緑の風そよぐ境内を散策しながら、豊麗なシャクヤクの魅力に触れてみてください。 |
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早咲きシャクヤク(4月下旬) |
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 | | 早咲きシャクヤク 2024年4月29日撮影 |
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色彩が鮮明なシャクヤクとハイブリッドシャクヤクとの調和が楽しめる。 |
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中咲きシャクヤク(ゴールデンウィーク) |
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 | | 中咲きシャクヤク 2024年5月2日撮影 |
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花容も色合いも様々なシャクヤクが楽しめる。 |
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遅咲きシャクヤク(5月上旬~中旬) |
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 | | 遅咲きシャクヤク 2024年5月6日撮影 |
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重弁な花容、個性的な花容と花色が楽しめる。 |
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アメリカ系ハイブリッドシャクヤク |
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 | | アメリカ系ハイブリッドシャクヤク「エリザランディ」 |
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ラクティフローラ種(中国からシベリアに分布するアジア系の芍薬)と、主にピオニア・オフィシナリス(オランダ芍薬)との交配種。戦後はアメリカを中心に北米で改良された。 |
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ハイブリッドシャクヤク(牡丹と芍薬の交配種) |
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 | | ハイブリッドシャクヤク「オリエンタルゴールド」 |
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日本の植物学者が牡丹と芍薬の交配に成功し、黄色のハイブリッド「オリエンタルゴールド」を生み出した。海外で注目され、このイトウハイブリッドをもとに新しい品種が作出されている。 |
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シャクヤクの観賞時間 |
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強い陽射しと気温が上がる時間帯はシャクヤクが萎れ気味になります。快晴日のご観賞は午前中がお勧めです。開花状況はインスタグラムやホームページで随時アップしています。 |
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【文化財】日本最古の石仏「白鳳弥勒石仏」弥勒堂開帳 4月14日~5月14日 |
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 | | 白鳳弥勒石仏 弥勒堂内 |
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平成3年に長い歴史のなかで所在がわからなくなっていた石仏が発掘されました。組み立てれば2メートル以上もあり、凝灰岩を丸彫りした仏様は白鳳時代以前には例がないということで「日本最古の石仏」といわれています。 |
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石光寺 |
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当寺の草創は約1300年前、天智天皇(668~671在位)の勅願で建てられ、役小角(えんのおづぬ)の開山と伝えられています。境内に奈良時代前期といわれる塔の大心礎があり、平成3年には弥勒堂改築に伴う発掘調査の結果、日本最古の白鳳時代の石仏(当時の本尊)と他に瓦や塼仏(せんぶつ)が出土しました。 |
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中将姫伝説と染寺の由来 |
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当寺は別名「染寺(そめでら)」とも呼ばれ、中将姫(747~775)ゆかりの「染の井」と「糸掛桜」があります。右大臣藤原豊成(704~765)の娘、中将姫は美貌で知られていましたが、17歳で出家、當麻寺にこもるうち霊感を得て蓮の茎を集め、糸を取り出しました。そして、石光寺の庭に井戸を掘り、糸を浸したところ五色に染まったといわれています。それが染の井で、傍らの桜の枝にかけたのが糸掛け桜です。中将姫はその蓮糸で一夜のうちに当麻曼陀羅を織りあげたという伝説があります。 |
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アクセス・お問い合せ |
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【寺名】浄土宗 慈雲山 石光寺(せっこうじ)関西花の寺霊場 第二十番札所 【所在地】〒639-0273 奈良県葛城市染野387 |
【拝観時間(春期)】8時~17時 |
【連絡先】0745-48-2031 |
【拝観料】大人400円、小学生200円 【駐車場】無料(寺門前7台、第2駐車場30台) 【交通案内】 電車:近鉄南大阪線二上神社口駅から徒歩約15分 車:南阪奈道路葛城ICから約10分 https://sekkouji.or.jp/access/ |